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タンポポの一輪挿し

 娘がタンポポの花を摘んできて、コップに水を入れて挿しておいたのですが、そのままにしておいたら、なんと綿毛になっていました。葉は付いていないし、栄養分を与えていたわけでもないのに、すごいですねぇ。まぁ、この種を蒔いても芽が出ないと思いますが。
 ちなみにセイヨウタンポポ(街に咲いているタンポポのほとんどはこの種類)は要注意外来生物リストに入っており、勝手に種が飛んできて庭で咲いてしまったものはそのままでも構いませんが、種を集めたり、苗を取ってきて花壇に植えたりするのはやめたほうがいいようです。
タンポポの一輪挿し

◎外来タンポポ種群(Taraxacum spp.)に関する情報
●被害の実態・被害のおそれ
(1)生態系に係る被害
国立公園内の亜高山帯など、自然性の高い場所に侵入し、要注意植物の一つとされている。
在来のタンポポ類と競合・駆逐するとされるが、両者は生育環境が異なるとの説もある。
在来種の遺伝的攪乱が、既に広範囲に起こっていることが確認されている。
(2)農林水産業に係る被害
世界的にみられる農耕地雑草である。特に芝地や牧草地に多い。
●被害をもたらす要因
(1)生物学的要因
環境への適応性
・寒帯~熱帯に分布する。
・路傍、空地、畑地、牧草地、芝地、樹園地、川岸、山地などに生育する。
・日当たりが良い平地で、弱酸性土壌に多い。肥沃地を好む。
種子生産と分散能力
・開花は3~5月とされるが、ほとんど周年開花する地域もある。単為生殖により結実する。
・痩果は風(遠方まで飛散)、雨、動物、人間などにより伝播される。
・1個体当たりの種子の生産量は2,400~20,800個とする報告がある。
・種子の寿命は数年とされる。
栄養体からの再生能力
・根茎切片による繁殖力は強く、どの部分の切片からも出芽する。
その他
・アレロパシー作用があるとされる。
●注意事項
既に広く野生化しているが、希少種等との競合・駆逐等のおそれがある地域については、積極的な防除または分布拡大の抑制策の検討が望まれる。


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pandan

知りませんでした。
by pandan (2009-05-14 07:01) 

デルフィニウム

かなり増えているので 無駄な気もしますね。^^;
by デルフィニウム (2009-05-14 09:35) 

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