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株主優待(1) [株主優待]

 先週の朝日新聞の夕刊で、数回にわたって株主優待のことが取り上げられていました。とりあえず置いておきます。
朝日新聞2009年7月22日夕刊経済ナビゲーター株主優待
株主優待① 業績悪化でブームに陰り
 Q 航空会社の株主になると、航空券が半額になるって聞いたよ。
 A それは「株主優待制度」だ。企業が株主に自社商品や買い物券などを贈呈する。配当に加えて、その企業がつくる食料品がもらえるなど「お得感」が個人投資家に好評なんだ。企業が個人株主の確保とイメージアップをねらって、急速に広がった。
 Q どうすれば優待制度を受けられるの?
 A 会社が株主を確定する「割り当て基準日」までに、優待を受けるのに必要な株数を持っていることが条件だ。全日本空輸なら3月末と9月末が基準日で、1千株(約27万円)あれば半年に1枚、国内片道の優待券がもらえる。
 Q どんな優待が多いんだろう?
 A 自社商品を贈る会社が多い。投資家対応の助言会社、大和インベスター・リレーションズ(IR)が昨秋時点で制度を持っていた1千社余りを分類したところ、トップは「飲食料品」(429社)、次に「買い物券・プリペイドカード」(390社)。「日用品・家電」「食事券」も各150社ほどだ。
 Q 導入する会社は増えているのかな。
 A 実は逆なんだ。野村IRによると、今春時点で優待制度を持つ企業は1048社で、昨年9月から16社減った。調査を始めた92年(251社)から増え続けていたのに、今年初めて減少に転じたそうだ。
 Q 何でやめるの?
 A 昨秋の金融危機がきっかけで業績が悪化したからだ。配当すら払えるかどうか微妙なときに、プラスアルファにあたる優待を真っ先にやめるようだね。人気の制度も転機を迎えていると言えそうだ。


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