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気になる 牛乳の話4 [ヨーグルト・乳清タンパク]

 気になる 牛乳の話1の続きです。先月、朝日新聞に掲載されていた記事になります。
朝日新聞2010年平成22年4月20日28面気になる牛乳の話4栄養豊富「太る」は誤解

栄養豊富「太る」は誤解
 「牛乳は優れた栄養バランスの食品。特筆すべきは、たんぱく質、乳糖、カルシウムです」と江澤郁子・日本女子大名誉教授(栄養学)。
 牛乳のたんぱく質は、ひとの体内で合成できない必須アミノ酸を、卵と同様にバランスよく含んでいる。カルシウムは牛乳1杯(200ミリリットル)に227ミリグラム。1日に必要な量の平均値(栄養素等表示基準値)の3分の1にあたる。江澤教授は「体内への吸収率も牛乳は40%。33%の小魚や19%の野菜に比べて高い」と話す。
 乳糖はカルシウムの吸収を助け、整腸作用もある。だが乳糖を消化する酵素が少ないか働きが弱い人がいる。「乳糖不耐症」といい、おなかがゴロゴロしたり下痢したりする。「空腹に冷たい牛乳を飲むと強い反応が出やすい。食事の後に温めた牛乳を少しずつ飲んでみて。それでも駄目な人は、乳糖が分解されているチーズやヨーグルトを」
 優れた栄養価が災いしてか、「牛乳は太る」というイメージがある。日本酪農乳業協会が10代後半の女性を対象に昨年行ったネット調査では「牛乳を飲んでも太ることはない」と思う人が42%の一方で、「太るイメージがある」とした人が25%で「どちらとも言えない」が33%だった。
 太るのは食品からとったエネルギー量が消費したエネルギー量よりも多い場合だ。必要なエネルギーの範囲なら牛乳にしろ他の食品にしろ、食べて太ることはない。
 また「牛乳は体内のカルシウム量を減らす」「殺菌した牛乳は酵素が死滅しているので良くない」……「牛乳、乳製品は体に悪い」という意見も本やネットで見られる。
 「どれも科学的根拠がない。典型的なフードファディズム」と高橋久仁子・群馬大教授(食物学)。フードファディズムとは一つの食べ物が体に与える影響を過大にあるいは誤って信じること。
 牛乳が標的になる背景には乳糖不耐症、牛乳のアレルギー、動物性食品を除く食事法の影響などが考えられる。
 「とはいえ、『牛乳ってサプリかも』などとあおるのも行き過ぎ。大切なのは牛乳・乳製品の適量摂取です」


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nano

訪問nice!ありがとうございますm(__)m
by nano (2010-05-12 17:14) 

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