麻薬鎮痛剤の退薬 [胃がん緩和ケア]
緩和ケア病棟に最初に入院したときから、麻薬鎮痛剤を使用し始めましたが、2週間ほど前から減薬を始めて、先日、麻薬鎮痛剤を止めることができました。
多いときはフェントステープ2mg/日と一般の鎮痛剤カロナール錠を2400mg/日を併用していたのですが、フェントステープ0.5mg/日のみに減らしても痛みは出ませんでした。この差の部分は過剰だったのかもしれませんし、そのために食欲不振が酷くなっていた可能性も考えられます。
フェントステープを0.5mg/日からゼロにしたときは痛みが少し出ましたが、非麻薬性の鎮痛剤で対応できました。
減薬は、私のほうから緩和ケアの先生に申し出て、そのとき先生は「チャレンジしてみるのはいいことですねぇ」と言われ、すぐに減薬の量とかの相談にのってくれたのですが、こちらから言わない限り先生のほうからは減薬の話は出てこなかったと思います。
緩和ケアを標榜するところで、先生のほうから痛みが増える可能性のある提案は、重篤な副作用が出ていたりしない限り、ありえないでしょう。患者側のほうから、痛みが出ても受け入れる意志を示さないと、減薬はできないでしょうね。
ともかく、最終的に麻薬鎮痛剤を止めることができたので、食欲等も戻ってきてくれるとありがたいです。
麻薬鎮痛剤の使用履歴をまとめてみます。(赤字が麻薬鎮痛剤)
6月6日時点の鎮痛剤カロナール錠(OTCにもなっている一般的な鎮痛剤)300mg 1回2錠×1日4回
トラマールカプセル(非麻薬性オピオイド鎮痛剤)25mg 1回1錠×1日4回
6月7日
頓服薬として、オキノーム散2.5mgを服用
常用薬として、晩にオキシコンチン錠10mg服用
(トラマールカプセルは中止、カロナール錠は引き続き併用)
6月8日
朝、オキシコンチン錠5mg服用
頓服薬オキノーム散5mgに増量
晩、オキシコンチン錠15mg服用
6月9日
朝、オキシコンチン錠15mg服用
晩、オキシコンチン錠20mg服用
6月10日
以降、オキシコンチン錠20mg 1回1錠×1日2回(朝晩)服用
カロナール錠300mg 1回2錠×1日4回も引き続き併用
オキノーム散5mgも頓服で服用
6月21日
嘔吐が激しくなり、経口薬から貼付薬に変更
オキシコンチン錠を中止し、
フェントステープ2mg 1日1枚貼付
オキノーム散5mgは引き続き頓服で服用
7月2日
腸閉塞の疑いがあり、禁食
これに伴い、カロナール錠服用中止
(禁食が解除されても、カロナール錠は服用再開せず)
7月3日
この日以降、オキノーム散は服用せず(痛みが出なかったため)
7月6日
私からの提案で、
フェントステープ1mgに減薬
7月10日
フェントステープ0.5mg分に減薬
(フェントステープは2mgと1mgしかないため、1mgのテープを半分はがして1日使用、
翌日残りの半分をはがし、1mg1枚を2日間で使用)
7月18日
フェントステープを中止
痛みが出るが、カロナール錠およびトラマールカプセルを頓服で服用し様子を見る
7月19日
トラマールカプセル25mg 1回1錠×1日4回 で、痛みは抑えられる
コメント 0