イリノテカンの副作用 [胃がん再発転移]
抗がん剤イリノテカンの投与は、効果が見られなかったということで終了してしまいましたが、私に起こった副作用についてまとめておきます。下書きに少しずつ書いていたもので、今さらになってしまいましたが、せっかくなのでアップしておくことにします。
2週間に一回のイリノテカンの投与を計11回行いました。イリノテカン自体の副作用の他に、副作用対策で投与される吐き気止め等の作用と思われるものもありますが、区別ができないので、発現した症状をそのまま書いておきます。
(1)投与時から当日中に現れる副作用
投与時に手のひらが少し汗ばむ感じがする。
点滴の終了頃から夕食後くらいまで腸がぐるぐるする。
病院からの帰りに足がガクガクする。うまく力が入らないが歩けないわけではない。
投与当日の夜、頭がさえてしまって眠れず、また、足が攣りやすく(痙攣しやすく)なる。
(2)投与から3~4日後くらいまでに現れる副作用
吐き気やお腹の違和感(食事が摂れないほどではない)。
(3)投与から一週間後くらいに現れる副作用
疲労感、倦怠感
(1)の手汗、腸がぐるぐるする感じは1回目が一番酷く、2回目は軽くなり、3回目以降は出ていません。この副作用は予め聞いていたので、投与前には食事を控えて、お腹にものを入れないようにしていました。しかし、だんだん慣れてきて、最後のほうは投与前にラーメンを食べてしまうときもありましが、結構平気でした。(最初に食べたのは10回目の投与のときでした。) タキソール投与時も投与前にラーメンを食べていましたが、なんだかなぁという感じです。
足の痙攣は、5回目くらいまでは注意していましたが、その後は気にならなくなりました。
(2)、(3)については、その時によって強弱はありましたが、回数を重ねるにつれてだんだん軽くなっていく傾向でした。
体重については、イリノテカン投与後一週間は減少し、その後の後半一週間で元に戻るというような動きでした。
毛髪は目立つような大量の抜け毛はありませんでしたが、伸びてもいません。昨年末に散髪したのですが、その後は一度も床屋に行っていません。それでも気になりませんせんし、逆に髪の毛の量は減っているような気がします。頭頂部は禿げてきています。
以上のような感じで、私にとってはそれほど酷い副作用はありませんでした。
抗がん剤としての効果が見られなかったのが残念です。
CT検査 & イリノテカン投与中止 [胃がん再発転移]
昨日は、がんセンターに行ってきました。前回書いたようにCTを撮るということで、朝食は摂らないで行きました。CTは3ヵ月ぶりになります。
まず、採血を行ってから、CTの撮影をして、その後主治医の診察を受けました。
CTの結果、腹水がかなり増加しているということでした。放射線科の先生も読影したそうですが、普通なら何らかの症状(食事が細くなる等)が出ていておかしくない状態のようです。ありがたいことに、今のところそういった症状は出ていないのですが。
で、抗がん剤イリノテカンの投与を続けていくことはできないとのことでした。このまま続けても、副作用のリスクが大きくなるだけとのことです。
既に他の抗がん剤も使い尽くしているので、結局もう打つ手がなくなってしまいました。がんセンターでは、もうすることがないようです。
検査結果を緩和ケア病院の先生に見てもらって、先生の意見も聞くようにとのことで、CT画像のCD-ROMや血液検査の結果をまとめたものを渡されました。
CTの結果は、腹水以外については問題はないようでした。以前見られた胸水は消失しており、肝臓、肺その他臓器にも転移は見られず、骨にもCTを見る限りでは転移はないということでした。
また、血液検査の結果もこれまで通りで、問題はありませんでした。
温熱療法23・24回目 [胃がん再発転移]
照射は55分間行い、昨日は照射終了後に免疫賦活剤レンチナンの注射も行いました。
また、いつものように、温熱療法中に流すCDを、私のコレクションの中から各日それぞれ1枚ずつ持って行きました。
一つ目はMi-Keさんの「想い出のG・S九十九里浜」、二つ目は白田あゆみさんの「あなたの瞳に映りたい」にしてみました。
- ショップ: ぐるぐる王国 グリーン DS
- 価格: 2,050 円
高額療養費 [胃がん再発転移]
医療機関や薬局の窓口で支払った額が、暦月(月の初めから終わりまで)で一定額を超えた場合に、その超えた金額が払い戻しされる高額療養費制度というものがあります。その一定額とは、私のような普通の給与所得者の場合、8万円強となります。
現在、2週間に一回抗がん剤イリノテカンの投与を受けていますが、それだけでは一定額を超えることはありません。ところが、今年の2月分の医療費が払い戻される対象になっているという案内の連絡が保険組合さんからありました。
暦の関係で、2月は3回イリノテカンの投与を受けたこと、そして、2月に温熱療法を受け始めたことで、費用が掛かっていました。(温熱療法は、4ヵ月毎に少しまとまった費用が掛かることになっています。)
それでも、合計で自己負担額は10万円を超えておりません。費用はそんなものです。
ということで、2月分の医療費については、2万円弱戻ってくることになりました。
温熱療法21・22回目 [胃がん再発転移]
イリノテカン投与11回目 [胃がん再発転移]
昨日は 2週間ぶりにがんセンターに行ってきました。いつものように採血を行ってから、主治医の診察を受けました。
痛みに関しては、2週間前にはお腹の左側が痛いと主治医に言っていたのですが、ここ2週間は中央部から右側が痛んでいました。ただ、我慢できない痛みではなく、鎮痛剤カロナールを飲むと治まっていました。
痛みの場所は移動しますが、なぜか複数箇所が同時に痛むことはありません。
腹部の膨れ(腹水の貯留)については、なぜか減ってきています。2週間前はジーパンの前のホックが留められないくらい膨れていたのが、今はホックを留めて、その中に指が2~3本入る状態(ジーパンを買ったときと同じ状態?)になっています。ジーパンが伸びたのでなければ、お腹の膨れはほとんどなくなっているということでしょう。この2週間、治療も服薬もなにも変更していないのに不思議です。
しかし、お腹の膨れに現れない部分にも腹水は溜まっているだろうとのことで、利尿剤ラシックスは引き続き服用するように言われました。
血液検査の結果はいつも通りで、いつものように抗がん剤イリノテカンを300mg投与してきました。
昨日は腫瘍マーカーも測定しましたが、CA19-9・CA125は上昇していました。主治医は「高止まっている感じですねぇ」と言っておりましたが、体の中はどうなっているのでしょうか。
次回はCTを撮る予定になっています。
測定日 | 12/7 | 1/18 | 2/15 | 3/14 | 4/11 | 5/9 | 正常値 |
CEA | 0.7 | 0.8 | 0.9 | 1.4 | 1.5 | 1.1 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 142 | 1593 | 5600 | 7300 | 6770 | 7340 | 37U/ml以下 |
CA125 | 43 | 40 | 53 | 67 | 42 | 62 | 35U/ml以下 |
温熱療法20回目 [胃がん再発転移]
昨日は20回目の温熱療法を行ってきました。
温熱療法は週2回行っていますが、先週はゴールデンウィークだったため、1回飛んで、1週間ぶりとなります。
いつものように55分間照射を行った後、免疫賦活剤レンチナンの注射も行いました。
前回同様、温熱療法中に流すCDも持参しました。
今回は斉藤由貴さんのファーストアルバム「AXIA」を持っていってみました。
温熱療法18・19回目 [胃がん再発転移]
先週の金曜日に18回目、昨日火曜日に19回目の温熱療法を行ってきました。
いつも治療は午後3時頃から行っており、午前中は会社に行って、午後1時過ぎに退席させてもらって、クリニックに行っています。
ところが、今週はゴールデンウィークということで休診日が多く、予約が混んでいるということで、昨日は午後12時半からの治療となりました。そのため、昨日は会社を休んでしまいました。
照射はいずれもいつものように55分間行いました。
また、昨日の照射終了後は、週1回行っている免疫賦活剤レンチナンの注射も行いました。
前回に続いて、温熱療法中に流すCDを各日それぞれ1枚ずつ持参しました。
一つ目は岡本真夜さんの3枚目のアルバム「Smile」、二つ目はカズンさんの「LOVE & SMILE」を持って行きました。
緩和ケア対応病院2 [胃がん再発転移]
昨日は緩和ケア病院に行ってきました。前回初めてのときは私一人で行ったのですが、その時先生から「奥さんにも会っておきたい。子供を預けるところがないのなら、子供と一緒でも構わない。」と言われていたので、今回は家族4人で行きました。
一応、先生と話はしたのですが、子供たちがじっとしていなくて落ち着いて話ができず、大した話もできずに終了してしまいました。あんなんで良かったのでしょうか。まぁ、前回とあまり状況は変わってないですしねぇ。
その後、病棟を少し見せてもらってきました。
病院を後にしたあと、病院の最寄駅の吉祥寺にあるヨドバシカメラやキャラパーク他に寄ってから、帰ってきました。
イリノテカン投与10回目 [胃がん再発転移]
昨日は いつもの間隔で2週間ぶりにがんセンターに行ってきました。最初に採血を行うのですが、昨日は採血室のコンピュータにトラブルが起きていて、少し時間がかかりました。
その後、主治医の診察を受けました。
ここ数ヶ月痛みはなく鎮痛剤は使っていなかったのですが、この2週間はあちこちがちょっと痛くなってしまいまして、以前に処方されて家に置いてあった鎮痛剤カロナールを服用していました。最初、左側の上腹部、一番下の肋骨の少し上あたりが痛くなりました。これはカロナールを飲むと治まりました。その後、同じような場所の背中側が痛くなり、ここはカロナールではあまり改善せず、使い捨てカイロで温めることで、痛みが和らぎました。常時痛いわけではなく、鎮痛剤も頓服的に用いていて、この2週間で都合6回用いました。
腹部の膨れも、その対応として引き続き利尿剤を使用していたのですが、また少し目立ってきた感じで、硬くなっているような気もします。
というような話を主治医にしたのですが、特にそれに対する対処はなく、減ってしまった鎮痛剤を処方してもらったくらいでした。まぁ、対処のしようがないのでしょうけれど。、
以前お願いしていた分子標的薬ハーセプチンが効くか効かないかの検査(HER2検査)の結果が出ており、残念ながら陰性でした。ハーセプチンは効かないという結果です。まぁ、低分化型胃がんの場合、陽性率は10%にも届かないので、しょうがないです。
免疫組織化学(IHC)法での結果でしたが、スコアは0判定というかすりもしない結果でした。
血液検査の結果に問題はなく、いつも通り抗がん剤イリノテカンを多めの300mg投与してきました。
ちなみに、昨日処方された薬は8種類になります。結構大量ですよねぇ。初めてのものはありませんが、久しぶりに↓にまとめておきます。ガナトン錠50mg | 1回1錠×1日3回×14日分 | 消化管運動促進 |
フオイパン錠100mg | 1回1錠×1日3回×14日分 | 逆流性食道炎防止 |
メチコバール錠0.5mg | 1回1錠×1日3回×14日分 | ビタミンB12製剤 |
フォリアミン錠5mg | 1回1錠×1日2回×14日分 | 葉酸製剤 |
デカドロン錠0.5mg | 1回4錠×1日2回×2日分 | 吐き気止め |
ラシックス錠40mg | 1回1錠×1日1回×14日分 | 利尿剤 |
カロナール錠200mg | 1回2錠・頓服×10回分 | 鎮痛剤 |
マイスリー錠5mg | 1回1錠・頓服×10回分 | 睡眠導入剤 |