在宅診療4回目 [胃がん緩和ケア]
昨日は、4回目の在宅診療の日でした。2週間の間隔ですが、この間はなぜか短く感じました。ロンドンオリンピックがあったからでしょうか。
この間、特に大きな変化はありませんでしたが、痛みが出る頻度が多くなってきて、頓服で使用している鎮痛剤カロナールを飲む回数が多くなっています。
また、おならや便があまりにも臭いので、以前にがんセンターからもらっていたビオフェルミンR錠も少し飲んでいたのですが、先生に言ったところ、R錠は抗生物質耐性のビフィズス菌製剤で、抗生物質と一緒にしか処方できないということでした。
普通のビオフェルミン錠剤は処方できるということで、今回はこれまでの薬に加えて、カロナール錠300mgとビオフェルミン錠剤も処方してもらいました。
次回は、また2週間後ということで、そのときにフレスミンS(ビタミンB12)の注射をしてもらえるようにお願いして、終了しました。
シャワーいす用クッション [胃がん緩和ケア]
入浴中の困難のこととして、お風呂で使用しているプラスチックのいすに座るときに、お尻が痛いということがありました。
お尻にお肉が付いていないので、骨が直接いすに当たり、そのちょうど当たるところの骨がとがっている部分なので痛いのです。
そのような話をしていたら、奥がいいものを見つけてくれました。いす用のクッションというもので、使ってみると、座っていても全然痛みを感じず、楽になりました。
これまでは、お尻が痛いので体を洗うのを早く済まそうとしていたのですが、クッションを使用すると、ゆっくりと体を洗うことができました。
いろいろと便利なものがあるものです。
プロシュア [胃がん緩和ケア]
先日、毎朝プロシュアを飲んでいると書きましたが、プロシュアについて書いておきます。
プロシュアはいわゆる栄養補助食品で、カロリーメイトを濃くしたようなものなのですが、最初に私がプロシュアのことを知ったのは、温熱療法の先生からの話です。
温熱療法を行った後、こちらから聞いたわけでもないのに、先生のほうから、「肺がんの人で、プロシュアの摂取と温熱療法で病状が安定している患者さんがいる。」という話をされ、薦められました。
その後、がんセンターに行ったときに、そこの売店に売っていたので数本買ってみて、さらにネットでも1ケース購入してみました。
しかし、非常に濃厚で、1パックを一気に飲むと気持ち悪くなってしまう感じで、ほとんど飲んでいませんでした。
その後、今度は緩和ケア病棟に入院中に、緩和ケアの先生から「エンシュア」とか「ラコール」は知っているかと聞かれました。一応、これらも栄養補助食品であるという知識はあったので、知っていると答え、さらにプロシュアなら家にあることも話しました。
すると、それは飲んだほうが良い、1パック全部飲まなくても、少しでも飲めば飲んだ分だけ栄養になる、と薦められました。
エンシュアとラコールは保険が使えるがプロシュアは使えないという違いがあるのですが、がんの患者さんはプロシュアを飲んでいる人が多いとも言っておりました。
ということで、こちらから聞いたわけでもないのに2人の先生から薦められたということで、積極的に飲むようにしています。
天下一品ラーメン通販 [胃がん緩和ケア]
私は天下一品ラーメンがお気に入りであることを何回か書いていますが、今の状態では食べに行くことはできません。
手帳を見てみると、一番最近食べたのは、今年の3月28日にがんセンターで抗がん剤治療を受けた帰りに、新宿西口店に寄っていました。結構、抗がん剤治療中も食べていたんですよねぇ。
で、天下一品のホームページを見てみると、通販でも買うことができるということで、買ってみました。これまで、店舗でお持ち帰りで買って、家で作って食べたことはありましたが、通販の利用は初めてです。
4食入りと6食入りがあるのですが、6食入りはチャーシュー付きかなしか選べるのに対して、4食入りはチャーシューなししかありません。賞味期限は発送日より9日間ということで、食べる量も少ないため、4食入りを購入しました。(今は、昼食等は1食分を作って、奥と2人で分けて食べています。)4食入りでもチャーシュー付きを選べるようにしてもらいたいものです。
で、先日届いたため、早速、奥に作ってもらったのですが、4ヶ月半ぶりの天下一品こってりラーメンはやっぱりおいしいですねぇ。まだ残っているので、もう少し楽しめますし、今後もまた買ってしまうかもしれません。
退院後1カ月 [胃がん緩和ケア]
今日で、最後に緩和ケア病棟から退院して1カ月になりました。
正直、この1カ月間、体調は良くも悪くもなっていません。現状維持できているということを良しとしなければならないのかもしれませんが。
体重も、退院時32kg台だったのが、一時35kg台まで増えたのですが、最近33kg台まで減ってしまっています。なぜ減少しているのかよくわからないので、ちょっと心配です。
1日どう過ごしているかを記してみますと、
夜は2階の寝室で就寝してまして、朝7時頃起床しています。
朝食は、菓子パンあるいはクラッカーのようなものを少量とプロシュア半パック~1パック(体調による)を飲んでいます。
10時にフェントステープの貼り換えをしていますが、これは時間をきちんと守っております。他の薬は割といい加減ですが。
12時過ぎに昼食、15時頃「母乳のチカラ」とおやつ、18時過ぎに夕食を摂っています。夕食はおかゆとスープに適当におかずをつまむ程度、昼食は麺類等も食べていますが、量は奥に1人前を作ってもらい、その一部を奥から分けてもらう程度です。(奥と2人で1人前を食べている。)
それ以外の時間は、1階のソファーに座っているか、横になっているかで、動くのはトイレに行くぐらいです。テレビをつけていることが多いのですが、午前中と午後1回ずつくらいは30分から1時間程度テレビを消してソファーで眠っています。
部屋から出ることはありませんし、考えてみたら、退院後1度も家から出ておりません。
夕食後、一応ほぼ毎日入浴しています。入浴は、最初にシャワーで体を流した後に、体を洗い、その後、下半身だけ湯船に入って、半身浴をしています。
21時には2階に行って就寝しています。
活動量は少ないですよねぇ。しかし、食事の量も少ないですし、無理して動いても疲労するだけなので、控えています。もう少し体重が増えて、肉が付いてくれませんとどうにもならないような気がします。
今、一番大変なことは、入浴と寝る前に階段で2階に昇ることになっています。
昇りの階段は、足の力だけでは昇ることができず、手すりを掴んで、腕の力を借りて昇っているような状態です。
とりあえず、夜ぐっすり眠れて、朝すっきりと起きられるので、ありがたいことです。
・カロナール錠300mg 頓服 午後に2錠程度
・大建中湯 1回1袋×1日3回食前
・ガナトン錠50mg 1回1錠×1日3回食前
・フオイパン錠100mg 1回1錠×1日3回食後
・ラシックス錠40mg 1回1錠×1日1回朝食後
・アルダクトンA錠25mg 1回2錠×1日1回朝食後
・タケプロンOD錠15mg 1回1錠×1日1回夕食後
・マイスリー錠5mg 1回1錠×1日1回就寝前
在宅診療3回目 [胃がん緩和ケア]
前回来ていただいたときは、鎮痛剤としてトラマールカプセルとカロナール錠を用いていたのですが、また、自己判断でフェントステープに変更してしまいました。そのことについては、先生は別に何も言わず、フェントステープを処方してくれました。まぁ、どちらがいいかは誰にもわかりませんしねぇ。
次もまた2週間後の予定で、痛みがどうなるかわからないので頓服用に鎮痛剤オキノーム散も処方してくれました。
また、フェントステープにカロナール錠を併用しても鎮痛の効果は上がるそうで、痛みが出たらいろいろ試してみたいと思います。
フェントステープ [胃がん緩和ケア]
しかし、この1週間、1回嘔吐してしまい、食事を抜いてしまうこともありました。体調もパッとせず体重も微減しており、無意識のうちに弱い痛みを我慢していたのかなぁと感じています。
フェントステープを使っていたときのほうが体調が良かったような気もしてきて、昨日からフェントステープを再開してみました。一応、1日1mg貼付しています。
再開してみてどうなるかわかりませんが、自分に合っている薬を見つけるのも大変なようです。
在宅診療2回目 [胃がん緩和ケア]
この2週間、食事も量は少ないですがちゃんと摂れていて、特に問題はありませんでした。
この前、フェントステープを止めて、その代わりに鎮痛剤トラマールカプセル25mgを1回1錠×1日4回飲んでいると書きましたが、それだけでは痛みが取れず、カロナール錠300mgを1回2錠×1日4回併用して服用しています。
すると、先生がトラムセット配合錠というのを紹介してくれました。トラマール37.5mgとカロナール325mgが1錠になっている薬だそうです。現状よりトラマールは多く、カロナールは少なくなっています。しかし、バラバラで処方してもらったほうが量の調整がしやすいだろうということで、結局、別々に処方してもらいました。
訪問診療では、現金の受け渡しはしないということで、銀行からの引き落としで費用を支払うようになっています。そのための書類を渡して、終了となりました。
麻薬鎮痛剤の退薬 [胃がん緩和ケア]
緩和ケア病棟に最初に入院したときから、麻薬鎮痛剤を使用し始めましたが、2週間ほど前から減薬を始めて、先日、麻薬鎮痛剤を止めることができました。
多いときはフェントステープ2mg/日と一般の鎮痛剤カロナール錠を2400mg/日を併用していたのですが、フェントステープ0.5mg/日のみに減らしても痛みは出ませんでした。この差の部分は過剰だったのかもしれませんし、そのために食欲不振が酷くなっていた可能性も考えられます。
フェントステープを0.5mg/日からゼロにしたときは痛みが少し出ましたが、非麻薬性の鎮痛剤で対応できました。
減薬は、私のほうから緩和ケアの先生に申し出て、そのとき先生は「チャレンジしてみるのはいいことですねぇ」と言われ、すぐに減薬の量とかの相談にのってくれたのですが、こちらから言わない限り先生のほうからは減薬の話は出てこなかったと思います。
緩和ケアを標榜するところで、先生のほうから痛みが増える可能性のある提案は、重篤な副作用が出ていたりしない限り、ありえないでしょう。患者側のほうから、痛みが出ても受け入れる意志を示さないと、減薬はできないでしょうね。
ともかく、最終的に麻薬鎮痛剤を止めることができたので、食欲等も戻ってきてくれるとありがたいです。
麻薬鎮痛剤の使用履歴をまとめてみます。(赤字が麻薬鎮痛剤)
6月6日時点の鎮痛剤カロナール錠(OTCにもなっている一般的な鎮痛剤)300mg 1回2錠×1日4回
トラマールカプセル(非麻薬性オピオイド鎮痛剤)25mg 1回1錠×1日4回
6月7日
頓服薬として、オキノーム散2.5mgを服用
常用薬として、晩にオキシコンチン錠10mg服用
(トラマールカプセルは中止、カロナール錠は引き続き併用)
6月8日
朝、オキシコンチン錠5mg服用
頓服薬オキノーム散5mgに増量
晩、オキシコンチン錠15mg服用
6月9日
朝、オキシコンチン錠15mg服用
晩、オキシコンチン錠20mg服用
6月10日
以降、オキシコンチン錠20mg 1回1錠×1日2回(朝晩)服用
カロナール錠300mg 1回2錠×1日4回も引き続き併用
オキノーム散5mgも頓服で服用
6月21日
嘔吐が激しくなり、経口薬から貼付薬に変更
オキシコンチン錠を中止し、
フェントステープ2mg 1日1枚貼付
オキノーム散5mgは引き続き頓服で服用
7月2日
腸閉塞の疑いがあり、禁食
これに伴い、カロナール錠服用中止
(禁食が解除されても、カロナール錠は服用再開せず)
7月3日
この日以降、オキノーム散は服用せず(痛みが出なかったため)
7月6日
私からの提案で、
フェントステープ1mgに減薬
7月10日
フェントステープ0.5mg分に減薬
(フェントステープは2mgと1mgしかないため、1mgのテープを半分はがして1日使用、
翌日残りの半分をはがし、1mg1枚を2日間で使用)
7月18日
フェントステープを中止
痛みが出るが、カロナール錠およびトラマールカプセルを頓服で服用し様子を見る
7月19日
トラマールカプセル25mg 1回1錠×1日4回 で、痛みは抑えられる