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プロバイオティクスヨーグルト [ヨーグルト・乳清タンパク]

 ヨーグルトは法令(乳等省令)上は発酵乳という範疇に入り、その定義のひとつに、「乳酸菌数または酵母数が1ml当たり10,000,000以上であること」とあります。一方、プロバイオティクスの定義は前にちょっと書きましたが、「宿主に有益な作用をもたらす生菌体」のようです。で、疑問に思ったのは、全てのヨーグルトがプロバイオティクスなのか、プロバイオティクスのヨーグルトとプロバイオティクスにならないヨーグルトがあるのか、ということです。
 プロバイオティクスの条件として、次のようなものが挙げられています
(1)人に用いるものであれば人の腸内に棲みついているもの
(2)生きたまま胃を通過できること
(3)胆汁、消化酵素などの腸液に耐性であること
(4)腸内で定着・増殖できること
(5)食べることで生理的な効果が認められること
(6)食べても害がなく安全であること
 (2)の生きたまま胃を通過できるかですが、普通の菌は胃酸で死ぬと書いているものもあります。しかし、ヨーグルト中には、その定義からもわかるとおり、1mlに1,000万以上、100mlのヨーグルトであれば、10億以上いることになります。胃を通過するときに、全部生き残ることもないでしょうし、全滅もないと思います。どのくらいが生きていればいいのでしょうか。また、胃のpHは食後には4~5程度まで上昇しており、これはまさに乳酸菌が生育するpHです。私のように毎朝、食後にヨーグルトを食べている場合、胃酸という関門は通過していると考えられます。
 (4)の腸内で定着・増殖するかですが、これは人により異なると思います。腸内菌叢は人により大きく異なりますし、菌同士の相互作用も関係してきます。前にラブレ菌について書いたように、同じ菌種でも、住む場所が全然違うものもあり、結局、相性が合うか合わないかだけではないでしょうか。
 さらに、本当に相性が良くて、完全にその菌が自分の腸に定着し、増殖し始めたら、もうその菌で作ったヨーグルトは食べる必要がないことになります。定着すると言っておきながら、毎日食べたほうがいいとも言っているものは矛盾しています。
 (1)の人の腸内に棲みついているものというのは、人の腸内由来物から分離したもの(=人の糞便から分離したもの)ということなのか、腸内にいるのと同じ菌種ならば分離源は腸以外でもいいのかがよくわかりません。しかし、人の糞便由来の菌というのは食品としてイメージ的によくありません。別に菌自体が汚いわけではないんですけど。また、↑で同じようなことを書きましたが、Aさんの腸から分離した菌がBさんの腸に定着するかどうかは誰にもわかりません。やっぱり相性です。

 自分のとこのヨーグルトが一番のプロバイオティクスと宣伝しているメーカーさんにはいろいろ意見があるでしょうが、結局は相性であって、すべてのヨーグルトが、摂取する人によってプロバイオティクスになる場合もあるし、ならない場合もある、ということでしょうか。
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コメント 1

macbeth

遅くなりましたが、トラバありがとうございます。
ヨーグルト系もいろいろあって楽しめますよね。
by macbeth (2006-11-05 15:30) 

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