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株主優待(3) [株主優待]

 株主優待(1)(2)の続きです。朝日新聞の夕刊に載っていた記事になります。
朝日新聞2009年7月24日夕刊経済ナビゲーター株主優待
株主優待③ 増える長期保有優遇型
 Q 株主優待制度が減るのは個人の株主にとっては残念だね。
 A 企業も不景気で業績が悪くなっているから、仕方がない面もある。日産自動車は昨年、上場以来初めて優待制度を始めた。同社の車のミニチュアなどがもらえて好評だったが、1年でやめた。業績悪化が一番の理由だそうだ。ただ、日産に限らず、どの企業も優待制度が個人投資家との重要な接点になっていることは、よく理解していて内容を工夫する例も増えている。
 Q 例えば、どんな工夫が見られるの?
 A 優待制度という名称ではないが、新日本製鉄は個人株主を対象に抽選で「工場見学会」に招待している。実際の製鉄所で製鉄工程を見てもらう企画だ。日ごろは見られない体験とあって好評という。
 Q 勉強になるね。
 A 最近は、長い期間株式を保有してくれた株主に、よりお得な優待を与える「長期保有優遇タイプ」も目立っているよ。優待の実施企業が減る中で、長期優遇タイプが増えているのは、保有期間が短いと言われる個人に長期投資を促す狙いがある。
 Q 株主優待制度を充実させれば、個人株主が自然に増えるかな?
 A そこは、そう簡単につながるとはいえなさそうだ。大和IRは、優待サービスの質を下げたり、制度廃止を発表したりした企業の、その後の株価動向を調べたことがある。それによると、多くの企業には影響がなかった。個人株主は優待制度も重視するが、当然ながら、その企業の事業戦略性などを勘案して投資しているといえそうだ。


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