株主優待(2)

　株主優待(1)の続きです。

株主優待②　マックや吉野家が人気
 Q どんな企業が株主優待をしているの?
 A 大和IRが調べたところ、実施企業1千社余りの業種別の内訳は「小売り」が281社でトップ。次いで「自動車・電機・精密機器など」で121社、「食料品など」が120社だ。消費者の暮らしに身近な企業が多いね。
 Q 人気が高いのはどこかな。
 A 野村IRは自社の雑誌で「読者が選ぶ株主優待ランキング」をまとめた。総合1位は「日本マクドナルドホールディングス」で、100株以上持っていると半年ごとにハンバーガーなどの無料券がもらえる。家族で楽しめて、家計の助けにもなることが評価されたようだ。牛丼の吉野家ホールディングスの3千円分の食事優待券や、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの1日無料券なども上位だった。
 Q 優待制度のない有名企業はあるのかな?
 A あるよ。代表例はソニー。一般に、優待制度を導入していない企業に共通するのは外国人株主が多いこと。優待ではなく、現金の配当による株主への還元を重視していると言われているよ。優待の恩恵にあずかりにくい外国人株主などの要請もあるようだ。
 Q 海外でも日本企業のような優待はあるの?
 A 野村IRによると、現在、米国では10社ほどが導入しているという。例えばマクドナルドやスターバックスなどの有名企業が自社商品の割引券などを贈呈している。英国では約70社。海外では日本ほどに株主優待制度は広がっていない。価値が明確な現金の形でしっかり配当をしてほしいという株主意識が強く、その違いが背景にあるといえそうだ。

コメント 1

一般的に、株価の上昇をあまり期待できない時には
優待が何か？吟味して購入する方が多いですよね！
株価の乱高下の激しい仕手株好きの人は、気にしないけど(^^ゞ
by 甘党大王 (2009-08-04 23:02)