乳清タンパクとデトックス [ヨーグルト・乳清タンパク]
デトックスという言葉を最近よく耳にしますが、もともとは解毒という意味です。体内の有害な物質(毒素)を解毒・排出し、取り除くという意味で使われているのですが、乳清タンパク中の抗体の役割は、まさに、このデトックスの役割を果たしています。そもそも、抗体は毒素の働きを抑える物質として見つけられたのです。
巷では、マッサージやエステ、特別なエクササイズ、腸内洗浄のような医療行為に近いもの、断食等様々なものがデトックスと結び付けられて語られています。しかし、毒素は便として出すのが一番自然で有効なのです。
乳清タンパク中には毒素に対する抗体も多く含まれており、これを摂取することにより、腸内の細菌毒素を中和し、排泄します。さらに重要なのは毒素の体内への侵入をも妨げることです。腸内洗浄や断食をして一時的に腸内の毒素をなくしても、食事をすればまたすぐに次の毒素が腸内に入ってきますし、腸内細菌も毒素を産生します。しかし、毒素が腸内にあることよりも、毒素が腸管(消化管)から体内に侵入することのほうが問題なのです。
説明するのが難しいのですが、腸内は自分の体ではありません。人間の体を模式的に「ちくわ」だと考えてください。両端が口と肛門で、中の空間が胃や腸といった消化管になります。中の空間は「ちくわ」の身ではありません。「ちくわ」の身の部分が自分の体ということになります。わかりますでしょうか。
くり返しになりますが、食事をし、そして腸内細菌がいる限り、「ちくわ」の穴の中から毒素を消すことはできません。それよりも、「ちくわ」の"穴"から「ちくわ」の"身"の部分に毒素が侵入する、すなわち、毒素が消化管から体内に侵入することが問題なのです。そして、この侵入を妨げるのが乳清タンパク中の毒素に対する抗体なのです。
いろいろ調べましたが、毒素に対する抗体が入っていると確認されているのは"アサマ乳清たんぱく"くらいだと思います。これを使っているのが「母乳のチカラ」です。これを活用しない手はないと思います。
なるほど・・・
勉強になりました。
by hito (2006-12-30 22:09)
わかりかけた感じがすすのですが、もう少し詳しく説明してほしいです。
腸内細菌はちくわの中で浮いている感じですか。
by TK (2006-12-31 07:43)
腸内細菌はちくわの中で浮いているというよりも、
ちくわの内壁にへばりついているという感じだと思います。
へばりつくといっても、ずっと一箇所に留まっていられるわけではなく、
上から順々に押し出されていってしまうのですが。
そして、どの菌をへばりつかせるかを、人の側でもある程度コントロールしているようです。
by マイル (2007-01-03 11:50)
マイルさん、こんばんは。
デトックスがひじょーに気になる今日この頃。
しっかりお勉強させていただきました!!
私の記事にもniceありがとうございました。
また、おじゃまします。
by tar (2007-01-04 19:04)