がんワクチン投与後1週間 [胃がん緩和ケア]
がんワクチンを投与してから1週間が経ちますが、投与後の状態を書いておきます。
皮下注射した箇所は、直後は触ると痛いという感じでしたが、注射した翌日の夕方には痒いという感覚に変わってきました。今は、痛みも痒みもありません。
皮膚の赤みはしばらく残っていましたが、今はもうほとんど消えていて、どこに注射したのかわからないくらいになっています。
あと、ワクチン投与との因果関係はわかりませんが、腹部の痛みが2カ所に出ています。
ひとつは、おへその内側あたりが特に未明から明け方にわたって痛みました。その他痛むときのことを考えてみると、空腹時に痛むことが多いようでした。
夜中に目が覚めたとき等にゼリー飲料を飲んだりして、できるだけ空腹にしないようにすると、痛みはあまり出なくなりました。
もうひとつは、背中側、腰のあたりが痛くなっています。最初、飛行機に乗ったり病院の待合室で長く座っていたりしていたことが原因かと思い、湿布薬を貼ってみたのですが、治まりませんでした。
入浴後は痛みがなくなるため、使い捨てカイロを貼って温めてみても、痛みは軽減しましたが、なくなりませんでした。
で、夜中に痛むと眠れなくなってしまうので、麻薬鎮痛剤オキノーム散5mgを飲んで、抑えています。オキノーム散は頓服用にもらっておいたものです。
麻薬鎮痛剤のフェントステープを1日1mg貼付しているのですが、それに加えてオキノーム散を服用しています。今のところ、オキノーム散5mgを1日2回飲んでいます。
これらの痛みがワクチン投与と関係があるのかどうかわからないのですが、これ以上ひどくならないでもらいたいものです。
がんワクチン療法臨床試験 [胃がん緩和ケア]
関西のほうの病院で、がんワクチン療法の臨床試験の参加者を募集しております。
参加の条件として、私のがん細胞で某たんぱく質が発現している必要があり、その発現率は、胃がんの場合25%となっています。
その検査にはがん組織が必要があり、先月来、がんセンターで、手術で摘出したがん組織からプレパラートを作製してもらい、それを関西の病院に送付してもらって検査しておりました。
私はがんセンターで手術をしたのではありませんが、なぜか組織はがんセンターにありました。以前にがんセンターでハーセプチンの検査をしたときに、手術した病院から移動したのだと思います。
で、検査の結果、私の場合そのたんぱく質が発現しているということでした。
私は東京在住なので、通院が大変なのですが、臨床試験に参加したいということで、とにかく一度行ってみることとし、昨日、奥と妹と一緒に3人で関西の病院に行ってきました。
もともと、この臨床試験の募集は妹が見つけてきてくれて、組織の検査等で妹がその病院の先生とやり取りしてくれていたので、妹にも付き合ってもらいました。
私と奥は、私の父に車で羽田空港まで送ってもらい、そこで妹と待ち合わせをし、伊丹空港まで行き、そこからタクシーで病院まで行きました。子供たちは私の母に見ていてもらいました。家族等にも全面協力してもらっています。
予め東京でもできる検査をしておけば、1回目の通院で最初のワクチン接種ができるということで、先週行ったCTの画像と血液検査の結果も持参しました。(必要な検査項目を確認して検査しておりました。)
できるだけ通院する回数は少なくしたいということで、やり取りしていました。
先生といろいろ話をした結果、臨床試験の対象となるということで、早速、がんワクチンの1回目の投与を行いました。右大腿部に(タンパク+モンタナイド+PolyICLC)というものを皮下注射しました。
今後、2週間おきに計6回投与することになります。
他に研究用ということで、100mlの採血も行いました。2回目以降も毎回50mlの採血をするそうです。
投与後、急性の副作用の出る可能性もあるため、1時間ほど病院内にいたあと、特に何もなかったため、伊丹空港に戻り、飛行機で東京に戻ってきました。
大変ではありましたが、日帰りはできる範囲です。次回からは診療時間も短くなると思います。
せっかく遠くまで通うので、このがんワクチンが私のがんに効くことを期待しています。
在宅診療7回目 [胃がん緩和ケア]
で、前々回の2週間前(8月31日)に採血した検査の結果を教えてもらいました。採血した後の9月10日に、緩和ケア病院でも血液検査を行っており、その結果を既に得ているので、時系列が逆になっていますが、8月31日分の腫瘍マーカーの値を下に載せておきます。
あとは、いつものように体温・血中酸素飽和度・血圧を測定し、薬を処方してもらって、終了しました。
測定日 | 3/14 | 4/11 | 5/9 | 6/6 | 8/31 | 9/10 | 正常値 |
CEA | 1.4 | 1.5 | 1.1 | =<0.5 | 3.1 | 2.0 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 7300 | 6770 | 7340 | 678 | 235 | 222 | 37U/ml以下 |
CA125 | 67 | 42 | 62 | 17 | 35U/ml以下 |
モモさんへ [胃がん緩和ケア]
↓コメント
はじめまして、モモと申します。
ブログ拝見させて頂いております。
お体の調子はいかがでしょうか。
もし宜しければ、腹水ろ過濃縮再静注法について教えて頂けますと嬉しいです。
胃ガン腹膜播種で現在腹水が大量に貯まっている状態です。
胃切除後、少しずつ食事量は増えていきましたが、ここ最近は腹水のせいか、お腹が常に張って、3口食べるのが、やっとという感じです。
腹水を抜くだけだと、またすぐに貯まってしまうし、栄養もなくなってしまう、ということで医師に言われております。
ネットで色々調べてましたところ、腹水ろ過濃縮再静注法というのがあるのを知りました。
この腹水治療をした後、腹水の方は貯まらなくなったでしょうか?
腹水でパンパンの頃に比べ、ご飯が食べれるようになりましたでしょうか?
色々質問してしまい申し訳ございません。
お時間ある時に教えて頂けますと嬉しいです。
宜しく御願い致します。
腹水を抜くことについては、私の先生も「一回抜くとくせになってしまう、何回も抜くと癒着しやすくなってしまう」と言われ、あまり抜きたくないようでした。
私の場合は、腹水で腸が圧迫されて食事ができなくなってしまい、仕方なく一回目の腹水除去を行いました。腹水は4リットル抜けて、それは廃棄しました。
抜いた直後は楽になり、食事も多少できるようになりましたが、確かにすぐにまた腹水はたまってきました。
11日後に腹水ろ過濃縮再静注法を行い、6リットルの腹水を抜き、1リットルを戻しました。(11日間で6リットルの腹水がたまったことになります。)
その後、お腹は楽になりましたが、吐き気や食欲不振は治まらず、しばらく点滴のお世話になりました。ただし、体調は芳しくありませんでしたが、腹水については問題となるほどたまってはおりません。食事のほうも、今は摂れております。
結局、腹水を抜いたのは2回だけで、そういった意味では腹水ろ過濃縮再静注法は効果があったのかもしれません。
腹水を抜くタイミングは何とも言えませんが、抜くのならば、ろ過濃縮を行って戻してもらったほうがいいような気がします。劇的な改善はないかもしれませんが、それほど体に負担はありませんし、もともと自分の中にあった栄養分を元に戻すだけですから。
散髪 [胃がん緩和ケア]
昨日は、最寄駅の近くまで徒歩で行き、カット900円の理髪店で散髪をしてきました。
前回髪を切ったのは昨年の暮れですから、なんと8カ月ぶりになります。
900円というのは安いこともありますが、カットのみを行ってくれて他の余計なことはしないので早く終わり、今の私の体調だとありがたいということもあります。
5月までは抗がん剤を投与していたので、髪の毛が減るあるいは伸びない要因があったのですが、この間の毛髪の状況はというと、
前髪はあまり変わっていません。見た目は伸びてもいないし減ってもしていない感じです。
頭頂部は大分薄くなっていましたが、抗がん剤中止後は髪の毛の量は増えてきました。
横と後ろは少しずつ長くなっていて、これらの部分が鬱陶しくなってきたのが、今回散髪したくなった理由です。
ともかく、散髪したことですっきりしたし、頭が軽くなり少し元気になったような気もします。
CT撮影 & 血液検査 [胃がん緩和ケア]
昨日は、以前入院していた緩和ケア病院に行って、CT撮影と血液検査をしてきました。某目的があって検査をしたのですが、それはまた後日記載します。
緩和ケアの先生とも2ヵ月ぶりに会って、退院後の状況を話し、検査の結果も聞いてきました。
CTの結果は、画像上の腸の占める面積が多くなっていて、腹水は前よりは少ないということでした。また、肝臓への転移等は見られませんでした。
血液検査では、栄養状態を示すアルブミンの数値が正常範囲に戻っていて、先生も驚いていました。一時は食事が摂れず、点滴でやっと生きているという状態でしたから。
久しぶりに腫瘍マーカーも測定しました。また、入院中に測定していた腫瘍マーカーの数値(6月6日分)も教えてもらいました。入院時は自分の体のことでいっぱいいっぱいで、検査結果の概略はその都度聞かされていましたが、マーカーの数値を気にする余裕はなかったですからねぇ。
以下に記載しておきますが、5月と6月で大きく変化しているのは、5月まではがんセンターで測定していたので、測定機関が異なることが原因の一つかもしれないということでした。6月と9月は同一測定機関なので比較可能であり、この間、前向きな治療は何も行っていないのにCA19-9が3分の1に減少しているという結果でした。
測定日 | 2/15 | 3/14 | 4/11 | 5/9 | 6/6 | 9/10 | 正常値 |
CEA | 0.9 | 1.4 | 1.5 | 1.1 | =<0.5 | 2.0 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 5600 | 7300 | 6770 | 7340 | 678 | 222 | 37U/ml以下 |
CA125 | 53 | 67 | 42 | 62 | 35U/ml以下 |
散歩 [胃がん緩和ケア]
外出といっても、400m弱の距離にあるコンビニまで往復しただけですけど、坂もあり、多少疲れました。まぁ外の空気を吸うのも2カ月ぶりですからねぇ。
外に出る気になったということも含めて、退院時よりは状態は良くなっているような気がします。
在宅診療6回目(ビタミンB12投与) [胃がん緩和ケア]
昨日はフレスミンS(ビタミンB12製剤)が届いたということで、在宅診療の先生が来てくれました。で、フレスミンS 1mgの静脈注射をしてもらいました。以前、私のほうから頼んでおいたものです。
前回は2mg注射したのですが、今回1mgだったので、投与間隔を調整しなければならないかもしれません。まぁ、本来は血液検査の結果を見て、投与するかどうかを決めるのだと思いますが。
ちなみに、胃を全摘した場合、ビタミンB12を補充する必要があり、がんセンター中央病院で投与を受けてからちょうど半年経ったところなので、お願いしました。がんセンターでは半年毎に打つように言われていました。
主治医が変わっているので、こういうことは自分で管理しなければならず、大変です。先生のほうから、前回いつ注射を行っていますか?という質問が、最初にあってもよかったと思いますが、それもありませんでしたしねぇ。
在宅診療5回目 [胃がん緩和ケア]
昨日は、5回目の在宅診療の日でした。
前回から2週間、この間、特に良くも悪くもなってなく、相変わらず家の中だけで過ごしていました。
前回お願いしていたフレスミンS(ビタミンB12)の投与は、まだ薬剤が届いていないということで、届き次第また来てくれるということでした。
在宅診療になってから、血液検査等を一度も行ってないのですが、してもらえないのですか?と聞いたところ、できるということで、その場で採血をしてもらいました。一般的な検査と腫瘍マーカーを見てくれるようにお願いしましたが、いくらでも測定できるわけではなく、保険で測定できる項目はいろいろと制限があるようでした。そこいらへんは大きい病院とは違うと言っておりました。
しかし、こちらから言わないと検査してもらえないんですねぇ。
結果は次回になります。
あと、調剤薬局さんや健康保険組合さんから、薬の後発品(ジェネリック医薬品)への変更の薦めが何度もあります。この点については、こちらと調剤薬局さんのほうで話をすれば、変更して構わないということでした。
フオイパン錠は以前はジェネリックを用いてましたし、現在使用している薬でこだわりのないものについては調剤薬局さんに言って以下のように変更してもらいました。しかし、名前を覚えるのが大変です。
(調剤薬局さんによって取り扱っているジェネリック医薬品は異なります。)
フオイパン錠100mg→カモステート錠100
タケプロンOD錠15mg→ランソプラゾールOD錠15mg「タイヨー」
ラシックス錠40mg→フロセミド錠40「タイヨー」
アルダクトンA錠25mg→スピロノラクトン錠25mg「トーワ」
ガナトン錠50mgとマイスリー錠5mgは先発品を用いる。
それ以外の薬は後発品がない。
ひとり昼食 [胃がん緩和ケア]
昨日は、奥が子供2人を連れて、以前にもらっていたチケットを用いて、ポケモン映画を見に行きました。ポケモン映画は昨年も見に行っていて、毎年恒例になりそうです。
で、私は昨日退院後初めて一人で昼食を摂ることとなりました。
電子レンジで作れる冷凍食品のお好み焼きを用意しておいてもらい、簡単に済ませられるようにし、問題もなかったのですが、6時間弱、家に一人でいたのは初めてでした。
何も起きなければ一人でも大丈夫だと思うのですが、何かがあると困りますよねぇ。
最近、体調は安定していますが、体の中がどうなっているのかよくわからないので、そこが不安なところです。しかし、このままずっと一人では何もできないという状態が続くのもどうかとも思いますし、難しいです。