会社の健康診断 [胃ガン-胃全摘]
まぁ、健診といってもそんなに大げさなものではなく、見てもらったのは、身長、体重、視力、聴力、尿検査、血液検査、心電図、肺のレントゲンといったところです。昨年は、バリウムを飲んでの胃レントゲンも行ったのですが、昨日はさすがにそれは行いませんでした。
健康診断は、毎年この時期に行っていて、調べてみたら昨年は5月27日にちゃんと胃レントゲンも受けていたんですよねぇ。でも、そのときは問題なしということでした。
まぁ、見つけにくいタイプの癌だし、進行も早いものなので、見つけるのは難しかったのかもしれませんが、12月に受けた検査では、最初の超音波検査ですぐ癌らしいとわかり、その後の内視鏡では"疑わしい"とかではなく、すぐに"悪い細胞がある"と言われました。そもそも自覚症状があって病院に行ったわけですから、結構進んでしまっていたわけです。5月の時点で本当に異常なしだったのでしょうか。今さらどうしようもないのですが。
この5月から12月の約半年が長いのか短いのかわかりませんが、きちんと年一回健康診断を受けていても安心はできないということですねぇ。
がん報道 検証が必要 [胃ガン-胃全摘]
先週の新聞に気になった記事がありました。
がんについてのマスコミ報道はがんに対する「不適切な楽観的見解」を助長している、とのことです。
マスコミではありませんが、私を含めてブログを書いているがん患者さんもたくさんおられます。
これも、ブログを書ける、またブログを書こうとする意欲を持つまで体調が戻った患者さんが書いているもので、その陰には、苦しんでおられる方もたくさんいるはずです。ブログを持っていて残念ながら亡くなってしまった方も見られますが、長く生きれば生きるほど記事数も多くなるわけで、その結果、がん患者さんのブログを検索すると長生きしている方のブログを目にする確率も高くなるわけです。それで、がん患者さんの実情と違った印象を持ってしまう可能性も多いにあると思います。
たくさんの情報があふれていますが、受け取る側もいろいろな背景を考慮して情報を読み取っていかなければなりませんねぇ。
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がんについてのマスコミ報道は多く、市民の関心も高い。しかし、報道の多くはがんに対する「不適切な楽観的見解」を助長しているという研究が内科学アーカイブス電子版に3月掲載された。
研究は、米国で発行部数の多い新聞8紙と雑誌5誌に2005~07年に掲載されたがんの記事436件を選び、内容を分析した。
患者の「生存」(患者が生きていることや治ったこと)を伝える記事が32.1%あったのに対し、「死亡」(患者が亡くなったことや末期がんとの診断を受けたことなど)を伝えたのは7.6%にとどまった。173件の記事で患者216人の生死を伝えているが、このうち78.7%の人が生存、21.3%の人が死亡していた。
また、手術、抗がん剤などの積極的治療が失敗する可能性を伝えたのは記事全体の13.1%、治療の有害作用の可能性について伝えたのは30.0%にとどまった。
さらに、積極的治療だけを伝えた記事が57.1%に及んだのに対して、終末期ケア(ホスピスや緩和ケア)だけについて伝えたのは0.5%しかなく、積極的治療と終末期ケアの双方を伝えたのも2.5%しかなかった。
著者らは、ホスピスや緩和ケアが患者や家族にとって有益だと分かっていることを考えると、これらに対する報道が少ない点は問題だとしている。また、米国のがん患者の半数が死亡する現状で、こうした偏った報道が、がんの治療効果や経過について、不適切な楽観的見解を患者に与える可能性があると結論付けている。
日本のがん患者の5年生存率は54.3%(地域がん登録資料による)なので、患者の半数が死亡する現状は米国と変わらない。一方、日本のマスコミ報道の状況はどうだろうか。がんはもはや治るのが当たり前で、そうでなければ医師か治療法に問題があると考え、根拠のない代替療法に頼る。そうした「不適切な楽観的見解」を広める役割を果たしていないか、検証が必要だろう。
胸部CT [胃ガン-胃全摘]
胸部CTは、事前の食事制限もなく、普通に朝食を摂って(といっても、ジュースとヨーグルトだけですが)、病院に行きました。洋服を着たままベッドに横になり、数分もかからないで終わってしまいました。痛くも痒くもない、あっけないものでした。
結果は問題なしとのことでしたが、年に1回くらいは胸部CTを撮っておいたほうがいいそうです。
血液検査の結果のほうは、4週間前の腫瘍マーカーの値を確認し、CEAが1.2、CA19-9が13でこちらも基準値以内で問題なしでした。
次回は、4週間後に腹部超音波の検査をするそうです。
術後初"天下一品ラーメン" [胃ガン-胃全摘]
胃を切除した人の話を見ていると、ラーメンとカレーが鬼門になっているようなことをよく目にするのですが、特に問題はありませんでした。まぁ、天下一品ラーメンは"こし"が全くないぐだぐだの麺に、山芋が入っているどろっとしたスープで構成されていて、いわゆる普通のラーメンとは一線を画している別のジャンルのカテゴリー不明の無国籍食品ともいえ、これを食べられたからといって、一般のラーメンが食せるかというと、また別の次元になるかもしれません。まぁ天下一品の味が嫌でなければ、胃切除後、最初に試す麺としては天下一品はいいような気もします。
実は、ガンを告知されてから入院するまでの間に、しばらく食べられなくなるかと思い、天下一品を食べておきました。でも中4ヶ月でもう食べられてしまいましたねぇ。結婚してからは年に2~3回くらいしか天下一品に行かなくなってしまったので、今までとあまり変わらない間隔で食べたことになります。
ラーメン系は、退院後2週間ぐらいで、まずカップヌードルミニを食べてみて、その後、日清食品さんから頂いてまだ家に残っていた普通サイズのカップヌードル、袋麺、どんぶり型のカップ麺を順番に攻略していきました。普通のラーメン店でも具の少ないものであれば外食できそうな気もしますが、どうでしょうかねぇ。
カレー系も、いわゆるカレーライスはまだ食べていませんが、カップヌードルのカレー味は早い時期に食べていて、外食でのカレー南蛮うどんも、もう普通に一食分食べることができています。
血液検査 [胃ガン-胃全摘]
すぐ出る結果に関しては、白血球、貧血等、問題はないとのことでした。腫瘍マーカー等は次の外来(4週間後)で話をしますということです。4週間も空いてしまっていいのかなぁとも思いますが、まぁ大丈夫なのでしょう。
あとは、いつものように触診もされて(仰向けに寝て、膝を立てた状態にしてお腹を触られる)、特に問題もないということで終了しました。触診して何がわかるのかよくわかりませんが、触ってもらうと、なんとなく安心します。
食生活改善とがん予防@21世紀の食と健康フォーラム [胃ガン-胃全摘]
昨日、第10回記念「21世紀の食と健康フォーラム」があり、内容が"食生活改善とがん予防-プロバイオティクスの可能性-"ということで、ちょっと聞いてきました。このフォーラムは以前にも参加したことがあり、一応応募して抽選でご招待という形になっていますが、これまでは応募して外れたことはなかったように思います。が、今回は1,500人ご招待のところ5,000人の応募があったらしく、倍率もそれなりにあったようで、当選したことはラッキーでした。
主催は朝日新聞社ですが、株式会社ヤクルト本社も協賛していて、休憩中にヤクルトが配られたり、帰り際にはおみやげも頂きました。
講演の内容はいずれ朝日新聞に掲載されると思いますが、とりあえずパンフレットのコピーを↓に貼っておきます。
課税証明書@高額療養費制度 [胃ガン-胃全摘]
あずきのチカラ [胃ガン-胃全摘]
最近、朝食以外は食事の量も増えてきて、手術前と同じくらいの量を食べてしまうこともあるのですが、食後お腹がゴロゴロするときもあります。夕食後に入浴するとお腹が楽になるため、温めたらいいのかと思い、↓のような商品を買って使ってみました。
電子レンジで温めてお腹にのせるというものですが、電子レンジ後、手で持ってもそんなに熱くないのに、お腹にのせていると奥のほうまでじわっと温まる感じで、思っていたより効果がありました。食後に限らず、お腹にのせておくと楽になる感じがします。
今まではこういう商品に目が届かなかったのですが、探してみると便利で使えそうなものがいろいろありそうです。
体重変化 [胃ガン-胃全摘]
もともと軽くて、手術する前は48kgくらいだったのですが(身長は164cm)、手術後減り続けて、退院時に最も体重が落ちて42.5kgでした。退院間近には、病院食だけではお腹がすいてしまい、先生に"売店でお菓子を買ってきて食べてもいいですか"と聞いたところ、はっきりとダメだとは言われなかったのですが、いい顔もしていなかったので、病院食だけで我慢していました。
退院してからは、お腹の状態も考えながらですけど、食べたいペースで食べていて、退院後20日間くらいで45kgまで戻り、その後、今までのところずっと45kg台で変わっていません。
結婚する前は45~46kgだったので、ちょうどその頃に戻った感じです。
手術後、数ヶ月にわたって体重が減ってしまう方もいるようなので、その方々と比べると順調なようです。