副作用@ウィークリータキソール [胃がん再発転移]
ウィークリータキソール(タキソールを1週間に1回ずつ3週間投与し次の1週間は休薬の4週間が1クール)をベースとした治験を3クール行ってきましたが、残念ながら効果がなくなってしまい、中止となってしまいました。
この3クールに起こった副作用をまとめておきます。
脱毛:1クール4週目~
抜け毛が多くなる。しかし、最近は毛髪の量が少なくなったせいか、以前ほどは抜け毛は目立たない。毛髪は完全に抜けきっておらず、まだ少しは残っている。
ひげは、もともと濃いほうだったのですが、伸びるスピードが遅くなり、1本1本も細くなりました。最近、休日はひげを剃らないこともあります。(剃らなくても気にならないくらいになっています。)
その他の毛(眉毛、まつげ等)は残っています。
味覚障害:2クール7週目~
甘味が感じにくく、塩味を少し強く感じるようになりました。唾液がしょっぱく感じて、何も口にしていなくても塩飴をなめている感じです。キウイのような果物もややしょっぱく感じます。しかし、不快に感じるほどではないので、それほど気にはなりませんでした。
手のしびれ:3クール11週目~
指先がややしびれているような気がするといった程度。何かに集中していれば、ほとんど感じません。足先等、手指以外はしびれを感じることはありませんでした。
嗄声(かすれ声):3クール10週目
数日間のみ。タキソールよりも治験薬の副作用と思われます。
CT検査 & タキソール投与中止 [胃がん再発転移]
昨日はがんセンターに行き、CT検査他いろいろ行ってきました。
まず、採血・採尿、そしてCT撮影、治験コーディネーターとの面談ではQOL調査(アンケート回答)と続いて、次に主治医の診察になりました。
CTの結果、胸水はなくなっているのだが、腹水が増加しており、腫瘍マーカーも上昇しているため、タキソールは効かなくなっている(がん細胞にタキソールに対する耐性ができている)との評価でした。9月の時点ほど悪くはなってしまっているわけではないが、前回よりは悪化しているため、投与予定だったタキソールは中止にして抗がん剤を変更することになりました。あきらめが早いようですが、効かない抗がん剤を打っていても副作用を憎悪させるだけということらしいです。
結局、治験(タキソール+血管新生阻害剤)は3クールで終了してしまいました。
なかなか、うまく続きませんねぇ。
測定日 | 9/5 | 10/12 | 11/7 | 12/7 | 正常値 |
CEA | 1.1 | 1.1 | 0.7 | 0.7 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 173 | 275 | 81 | 142 | 37U/ml以下 |
CA125 | 205 | 153 | 31 | 43 | 35U/ml以下 |
タキソール投与3クール3回目 [胃がん再発転移]
昨日はがんセンターに行き、外来化学療法を行ってきました。私の主治医は月曜と水曜が外来診察の日なのですが、今週は水曜日が勤労感謝の日でお休みなので、月曜日の昨日になりました。結局、3クールは3回とも月曜日に抗がん剤治療を行ったことになります。
いつものように、採血・採尿、治験コーディネーターとの面談、主治医の診察となりました。
前回問題になった嗄声(かすれ声)は治っていました。処方された総合感冒薬も症状がなくなったので途中で飲むのを止めてしまいました。やはり風邪の症状の一つだったようです。しかし、これまで出たことのない症状が出現したということは薬の影響も少しはあるのでしょうか。
検査の結果は問題なく、予定通り抗がん剤投与を行いました。今回は、タキソールと治験薬を投与しましたが、前回の治験薬投与から投与時間が少し短くなっています。
タキソール投与3クール2回目 [胃がん再発転移]
昨日はがんセンターに行き、3クール2回目のタキソールの投与を行ってきました。
いつものように、採血・採尿、治験コーディネーターとの面談、主治医の診察となります。
実は、前日から声がかすれていて、こちらから言うまでもなくちょっと話をしただけで向こうもすぐにわかりました。嗄声というらしいです。声質はスリムクラブの真栄田さんのようで、声量はあんなに大きくない感じです(大きな声を出そうとしても出せません)。その前から痰や咳が出ていたので、私はその影響だと思っていて、先生もそうかもしれないと言っていました。
しかし、私の投与している治験薬では嗄声の副作用は確認されていないらしいのですが、同様の作用を持つ抗がん剤のアバスチンで嗄声の副作用が見られることがあるそうで、この嗄声は治験薬の副作用であることも十分考えられるとのことでした。これまでも喉が悪くなったことは何度もありますが、声質が変化したことは一度もないので、やはり副作用なのでしょうか。
血液検査の結果、CRP(炎症性因子)はやや高かったのですが、抗生物質を出すほどではないということで、とりあえず、PL配合顆粒(総合感冒薬)を処方されて、痰や咳を鎮めることとし、声がどうなるか様子を見ることとなりました。
CRP以外の数値は問題ないということで、抗がん剤の投与は予定通り行いました。
今回はクールの2回目なので、治験薬の投与はなくタキソール関連のみで、いつもより早めに終了しました。といっても、2時間半ほどは点滴チューブに繋がれているのですが。
心臓超音波検査 & タキソール投与3クール1回目 [胃がん再発転移]
これまで、外来化学療法は水曜日に行っていたのですが、心臓超音波検査(心エコー)を行う予定があり、心エコーの担当の医師が水曜日はお休みということで、昨日月曜日にがんセンターに行ってきました。私は胃がんの肺・腹膜転移の治療のため治験(臨床試験)を行っているのですが、心エコーは、治験薬が心臓の機能に影響を与える可能性があるために行う検査になります。
採血・採尿のあと、心電図、心エコーの検査をし、いつものように治験コーディネーターとの面談、主治医の診察となりました。
心電図、心エコーの結果は前回と変化がなく、他の検査結果も問題なかったため、引き続き抗がん剤を投与することになりました。
今回から3クール目に入ったのですが、前2クールで点滴投与中に異常がなかったため、これまで治験薬とタキソールとの間に生理食塩水を100ml60分間流していたところが15分間に短縮になりました。これで、少し治療時間が短くなります。
ザンタック+デキサメタゾン+グラニセトロン | 吐き気止め | 50ml | 15分間 |
クロールトリメトン | 抗アレルギー剤 | 50ml | 15分間 |
治験薬 | 抗がん剤 | 250ml | 60分間 |
生理食塩水 | 100ml | 15分間 | |
タキソール | 抗がん剤 | 250ml | 60分間 |
生理食塩水 | 50ml | 5分間 |
また、昨日は腫瘍マーカーの測定も行ったのですが、がんセンターに転院してから初めてCA19-9が下がりました。
先月の時点でCT画像上では胸水が減少していたのですが、CA19-9は少し遅れて反映されるようです。先生もホッとしたと言っておりました。CA125は基準値内に戻っていました。
測定日 | 9/5 | 10/12 | 11/7 | 正常値 |
CEA | 1.1 | 1.1 | 0.7 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 173 | 275 | 81 | 37U/ml以下 |
CA125 | 205 | 153 | 31 | 35U/ml以下 |
築地のラーメン店 [胃がん再発転移]
私は胃がんの肺転移がわかってから、国立がん研究センター中央病院にお世話になっているのですが、この病院は市場で有名な築地にあります。最寄り駅も築地市場駅になります。
で、がんセンターで外来化学療法(抗がん剤治療)を受けるときは、受け付けしたあと治療が始まるまでに待ち時間があるので、その間に食事を済ませてしまうことにしています。病院の近くには飲食店もたくさんあるのですが、ラーメン好きの私としては、築地にあるラーメン店を回っています。
これまで↓のラーメンを賞味しました。
伝承ラーメン北都
ラーメン大一
井上
若葉
ちりめん亭築地店
一番上の「北都」は旭川ラーメンです。
その下の3店は築地場外市場らしいお店で、いわゆる東京ラーメンのあっさりしょうゆ味です。「大一」は煮卵、「井上」はチャーシュー・ややこってり、「若葉」は細麺といった印象が残っています。私が行くのは中途半端な時間帯になるので、基本的に空いているのですが、「井上」だけは結構人が集まっていることもありましたね。
「ちりめん亭」はチェーン店で、メニューも豊富でした。
予防薬で抑えられているのかもしれませんが、私は幸いなことに抗がん剤で吐き気の副作用が出ていません。そのため投与の前にラーメンを食べられていますが、普通は抗がん剤治療をするときには油っぽいものは食べないほうがいいと思います。がんセンターでもらった冊子にもちゃんと載っておりますので、あまり真似はしないでください。
それにしても、胃を全摘していて、抗がん剤を使っていて、ラーメンの食べ歩きができるなんてありがたいことです。
CT検査 & タキソール投与2クール3回目 [胃がん再発転移]
CTの結果、胸水は減っていて、順調にコントロールできているとのことでした。私も前回と今回の画像を見せてもらいましたが、見た感じでは胸水の部分は1/3以下に減っているようでした。また、前回腹水も見られたのですが、これも減少しているとのことでした。
6月に胸水が見つかってから、改善方向の結果が出たのは初めてで、とりあえずホッとしました。(もし今回も良い結果が出なかったらどうしようかと、内心ビクビクしておりました。)
ということで、引き続きタキソール+血管新生阻害剤(治験薬)の治験を続けることとなり、4時間超の点滴を行ってきました。
昨日は、通常の採血、CTの造影剤の注入、抗がん剤の点滴、点滴中の薬物動態を見るための採血(治験を行っているために必要な採血)と4回も針を刺されてしまいましたが、もう針を刺されても何も感じなくなってしまいましたね。
インフルエンザ予防接種 [胃がん再発転移]
一昨日、外来化学療法をするためがんセンターに行ったときに、先生に予防接種のことを聞いたところ、「しても良い」というか「したほうが良い」と言われ、時期もいつでも良いということでした。抗がん剤投与の翌日でも可ということだったので、早く済ませてしまおうと昨日の午前中に近くのクリニックに予約のための電話をして、当日でもOKということだったので行ってきました。
そのクリニックは子供たちがときどきお世話になり、私もがんに罹る前は何回か診てもらったことがあるのでよく知っているのですが、先生にがんのことは話していませんでした。昨日は大まかに経過を話してきたのですが、やはりびっくりされていましたね。
タキソール投与2クール2回目 [胃がん再発転移]
また、先週測定した腫瘍マーカーの数値も聞いてきました。CA19-9は上昇、CA125は下降しており、一長一短だなぁと先生は言っておりました。先生曰く、「CA19-9は消化器系、CA125は水系(腹水、胸水等)に関係あると経験的に言われているが、本当かどうかはわからない」ということでしたが、私の体はどうなっているのでしょうか。来週CTを撮影する予定になっているので、もっとはっきりすると思います。
測定日 | 9/5 | 10/12 | 正常値 |
CEA | 1.1 | 1.1 | 5.0ng/ml以下 |
CA19-9 | 173 | 275 | 37U/ml以下 |
CA125 | 205 | 153 | 35U/ml以下 |
タキソール投与2クール1回目 [胃がん再発転移]
採血、採尿の後、心電図の検査もあり、それから治験コーディネーターとの面談、主治医の診察と続き、検査結果に問題はなく、投与可となりました。また、今回は腫瘍マーカーも測定したのですが、これは結果がまだ出ていないということで、来週教えてもらうこととしました。
その後、通院治療センターでの点滴となりましたが、今回は治験薬の投与もあり、1クール1回目と同様に4時間ちょっとのコースでした。
通院治療もこれで3回目で、だんだん空き時間等の使い方にも慣れてきましたね。